車酔い1

(1) 乗り物酔いのメカニズム
  耳の奥(内耳)に三半規管というバランスをつかさどる器官があります。三半規管の中にあるリンパ液が体の傾きを察知して脳に信号を送り身体のバランスを保っています。

 歩いている時などは歩く速さと同じスピードで景色も動くので、三半規管で察知しているバランス感覚と目で見える景色や体(筋肉)で感じる知覚との調和がとれているのですが、車などに乗っている場合、絶えずリンパ液が揺さぶられる状態にある上、「自分は車の座席でじっとしている」のに「景色がどんどん変わるし体も上下左右に揺れている」という感覚のズレも加わって、体が変調をきたし乗り物酔いがおきてしまうのです。

 個人差がありますが一般的に横揺れより縦揺れの方が酔いやすく(車の左右の揺れは大丈夫でも船の上下の揺れはダメという人がいますよね)、大人より感覚が敏感で頭が不安定な子供のほうがなりやすいと言われています。

 また、乗り物酔いは人間だけのものではなく、犬などにもおこるようです。家族の一員としてかわいいペットをドライブ旅行に連れて行く方も増えてきていますが、車内ではこまめに様子を見てあげてください。


(2) 具体的な要因
 要因も十人十色なのですが、一般的に睡眠不足、空腹、満腹、疲れていた、変な姿勢で乗りつづけたなどの身体的要因、車に乗ることに慣れていない、カーブや揺れの多い道を通った、ガソリンや車内の匂いが嫌い、車内で本やテレビを凝視していて揺れに体を任せていたなどの外的(物理的)要因、自分は乗り物酔いすると思い込んでいる、心配事や不安な事を抱えていたなどの心理的要因などがあげられます。

 個人差が大きく要因も複雑に絡み合う乗り物酔いですが、心身が健康な状態で乗車すれば、ある程度防げることも多いのがおわかりかと思います。楽しいドライブは乗る前から始まっているのです。

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